スキル 健康

「ある方法」で何歳になっても脳の機能は向上し続けます

ほんの10年前まで、脳は一度形成されたら変化せず、衰えていくのみと思われていました。

しかし、近年の研究では、何歳になっても脳の内部のネットワークを増強する事ができることが明らかになっているんです!

僕たちの脳内には「枝」と呼ばれるネットワークが形成されています。この枝は情報を伝達するための道路のようなもので、使えば使うほど太く丈夫になっていきます。

つまり、頭を使えば使うほど脳の機能は向上するんです。

さらに、様々な研究から、脳の「海馬」と呼ばれる部位にいたっては神経細胞そのものが新しく生まれるということが明らかになっています。

ということで、今回は「海馬」の神経細胞を増やす方法について紹介します。

目次

  1. 海馬ってなに?
  2. 有酸素運動で海馬の体積を増やしまくろう
  3. おわりに

海馬ってなに?

「海馬」は記憶全体をコントロールするという重要な役割を持っています。

僕たちが両手で耳を塞ぐ格好をしたとき、ちょうど手のひたが覆うあたりに「側頭葉」があるんですが、その左右の側頭葉の奥深くに海馬は位置しています。

日常の出来事やたった今覚えた情報は、一時的に海馬に整理されます。その中で必要だと判断された内容は、海馬に10秒から20秒の間海馬に保存されます。

これが所謂「短期記憶」というやつです。例えば、レジの会計で金額が表示され、財布からお金を取り出すときなんかは短期記憶ですね。

その後、海馬がこの先も使いそうだと判断した情報や、印象的で感情が伴うものは脳の担当領域に移動され「長期記憶」となります。例えば、車の運転方法や家族の誕生日などです。

この記憶の引越は睡眠中に行われるので、新しい知識を身につける際は夜更かしは厳禁です!

さらに、海馬はこの「長期記憶」を思い出す役割も担っています。

これらのすべての記憶を扱う作業を行っている海馬は「記憶の司令塔」のような重要な役割を担っています。なので、海馬の神経細胞が多い人ほど脳機能のレベルが高いってことになります。

また、認知症の一種のアルツハイマー病は海馬の萎縮が原因とも言われてます。

まあ要するに、海馬を鍛え健康に保つことは、思考や判断を明晰に保ち、いつまでも人間らしさを維持することに繋がります!

もちろん、記憶力向上にも繋がります。

有酸素運動で海馬の体積を増やしまくろう

1日たった30分歩く程度の有酸素運動で、脳の海馬は増やすことができます!

これについては、ピッツバーグ大学などの研究チームが実験を行っています。

内容は、

55歳~85歳の男女120人を対象とし、「有酸素運動(ウォーキング)を一日30分、週3回行う」グループと、「ストレッチのみを行う」グループに分ける。6ヶ月後、両グループメンバーの海馬の体積を計測する。

というもの。

結果はこんな感じ。

・6ヶ月間、有酸素運動をしたグループは海馬の体積が2%前後増加!

・ストレッチのみのグループは海馬の体積が1.4%前後減少!

つまり、週3回たった30分のウォーキングをするだけで新しい海馬の神経細胞が生まれ、海馬は大きくなり続けるんです!

反対に、何もしていないと、半年に約1.4%ごと海馬が萎縮し続けることになるので、普段一切運動をしない方は要注意です。

まあこの研究のミソは、軽いウォーキングでも効果があることを明らかにしてくれたことだと思います。普段運動をしない方でも、簡単に取り組めるはずです。

おわりに

週3回、軽いウォーキング程度の有酸素運動で、脳の機能を向上させられることを紹介しました。

習慣化することで、健康的で、若々しい脳を保てるはずです。

最近、60歳を過ぎても20歳の人と同じくらいの脳機能を持つ「スーパーエイジャー」という人達が確認されています。60歳を超えても若々しい脳を維持するのは夢ではありません。

さあ今すぐ生活に有酸素運動を取り入れましょう!

[参考文献]