セルフコントロール 食事 健康

ファストフードの悪影響。もはや不健康どころの話じゃないらしい。

かつて僕は、「安い!早い!美味い! ファストフードは三拍子揃ったパーフェクトフードだ!」と叫び、毎日のようにファストフードを食べていました。ファストフードが身体を腐らせる毒であると知らずに。

目次

  1. なぜ美味しいのか
  2. アレルギー症状を悪化させる
  3. 意志力が弱くなる
  4. 異常に太りやすくなる
  5. 塩分過多
  6. おわりに

なぜ美味しいのか

そもそもの話をしましょう。なぜ、人はファストフードを美味しく感じるのでしょうか。

今現在、この記事を読んでくださっている方の中でも、ほとんどの方がファストフードを好んで食べているのではないでしょうか。少なくとも、”嫌い”な方はいないと思います。

なぜか。

それは、脳が中毒状態に陥っているからです。というのも、人間の脳は、高カロリーで脂肪たっぷりで糖分どっさりの食べ物を好むようにデザインされているからです。

人類がまだ狩りをしていた時代を想像してみて下さい。

当時の人類は、餓死と隣合わせの生活を送っていました。彼らにとって、食料を失うことは「死」を意味していたのです。そのため、当時の人類は、栄養を体内に蓄えるべく”高カロリー、高脂肪、高糖質”の食材を好んで食べるようになりました。この習慣により、人類は現代まで生き残ったといっても過言ではありません。

が、現代の社会ではどうでしょう。今現在も、狩りをしていた頃の人類の習慣は、僕らのDNAに刷り込まれています。つまり、僕らは無意識下に”高カロリーで油たっぷり”の食材を選ぶように設計されているのです

何度も言いますが、古代では食料は限られていたので、このシステムによって僕らの先祖は生き残りました。しかし、現代の食に困らない社会では全くの逆効果。僕らは、無意識のうちに、必要以上のカロリー、必要以上の脂質、必要以上の糖質を追い求め、体に害しか及ぼさない加工食品に手を出してしまうのです。

そして、あろうことか、加工食品を手掛けるメーカーは、僕らの脳に”強烈な刺激”をもたらすよう研究に研究を重ねているのです!

僕らは、「本当的な欲求+巨大なパワー」に負けていたのです。

しかし、負けを許してはいけません! 本能と巨大なパワーの操り人形で良いはずがありません! 立ち向かいましょう! ファストフードの悪影響について学ぶことで!!

アレルギー症状を悪化させる

まず1つ目は、あまり知られていない悪影響。ファストフードは、アレルギー症状を悪化させます。花粉症など、何らかのアレルギーを抱えている方は、ファストフードを避けるべきなのです!

「本当にそんな悪影響あるの?」

あります。興味深い研究があるので見てみましょう。

四川大学が行ったメタ分析が、ファストフードがアレルギー症状にブーストをかけることを明らかにしています。「メタ分析」とは、過去に行われた膨大な量の研究の中から、質の高いものを選び出し、また更に分析する研究手法のことです。最も信頼できる研究とも呼ばれています。

で……

この研究で何が明らかになったのかということですが、なんと、

・ファストフードを週3回以上食べると、週1回以上の人に比べてアレルギー症状(花粉症、鼻炎、喘息、呼吸困難、湿疹、)が悪化する!

だったそうです。恐ろしい!!

ちなみに、同研究における”ファストフードの定義”は、

加工された状態で包装され、店頭に並ぶ食品

となっています。要するに、これは何もファストフードだけの悪影響ではなく、その他の加工食品にもアレルギー症状を悪化させる影響があるというわけです。その他、加工食品で偏頭痛が悪化するという研究もあったりします。

アレルギーに悩む人が一番最初に取るべき行動は、ファストフードの排除なのかもしれません。

では、続いて2つ目。ファストフードは、あなたの食欲を爆発させる?

意志力が弱くなる

冒頭部分で僕が、ファストフードが魅力的に見えるのは、本能的な欲求があると説明したのを覚えていますか?

覚えていた方は、素晴らしいです。脱ファストフードの道へ、1歩前進しています!

なぜ僕が、「ファストフードを食べたくなるのは本能的な欲求である」ことを再確認したのかと言うと、人間は本能的な欲求に負け続けると、意志力が弱くなってしまうからです。

他の動物と比較して、僕ら人間の脳が優れている理由をご存知でしょうか。

それは、本能的な欲求を抑える部位が発達しているからです。つまり、本能的な欲求を抑え、理性的な判断ができることこそが、人間が人間たる理由の1つなのです。

「なんだか話がそれていないか?」と思われるかもしれませんが、この話はこの記事のトピックと大きな関係があります。

ファストフードを食べるという行為は、本能的な欲求に負けることを意味します。そして、本能的な欲求に負けることは、脳の理性的な部分を退化させることを意味します。そして…

脳の理性的な部分が退化するということは、人間から遠ざかること、すなわち動物に近づくことを意味します。

ファストフードの誘惑の先には、理性的な判断を失ったあなたが待っています。今は問題なくても、次第に理性的な思考を失っていき、最後は他人の意見に耳を傾けない独りよがりな人間になってしまいます。

続いて、3つ目。ついてきていますか?! まだ続きますよ!

異常に太りやすくなる

「なんだよ、ここに来て当たり前のことかよ!」と思われるかもしれませんが、これは”決してカロリーで太る”ということを警告しているわけではありません。もちろん、カロリーで太るのは事実ですが、僕が言いたいのはもっと恐ろしことなんです……

例えば、被験者にファストフードのみで暮らさせるといった世にも恐ろしい研究があります。ファストフードだけでの生活は、さぞ辛かったことでしょう。実験開始直後、被験者は直ぐに体の不具合を訴え始めたそうです。

で……

この実験の結果、何が明らかになったのかというと、

・たった2日で、腸内細菌の4割が死滅して肥満菌になった!

というデータが得られたそうです。「肥満菌」は、文字通り”肥満を促す菌”と捉えてもらって構いません。ファストフード中心の生活は、あなたを肥満の道へといざないます。認知症のリスクさえ高める、あの恐ろしい肥満へと。

ただでさえ、現代人の腸内細菌は50年前と比べて30%も減少しているのに、ここからさらに腸内細菌を殺してしまったら不健康まっしぐら。代わりに悪性腸内細菌が増えるとなったら……..

かなりヤバい。

塩分過多

ここまで読んで下さった方は、もうファストフードを食べたいとは思いませんよね? 

最後に、トドメの一撃として「塩分過多」の危険性について触れたいと思います。

塩分に摂取量に関しては、気に留めない方が多いのではないでしょうか。しかし、塩分の過剰摂取は様々な弊害を僕らの体にもたらします。例えば、

高血圧
・動脈硬化
・心筋梗塞
・脳卒中
・腎障害
・がん
etc.etc.etc.etc….

恐ろしいですね。では、どれくらいの塩分を摂取するのが「過剰摂取」に当てはまるのでしょうか。WHO世界保健機関のガイドラインを見てみましょう。

WHOいわく、1日の塩分の目標値は”5g未満”だそうです。

「多いのか少ないのか分かんねえなあ」と顔をしかめている皆さんの絵が目に浮かぶので(ごめんなさい)、ここで某大手ファストフードチェーンの塩分量を見てみましょう。

彼らのチーズバーガーとフライドポテトには、約3gの塩分が含まれているそうです。

WHOが定める塩分過剰摂取は、何グラムからでしたか?

5gです!

….つまり、たったの1食で目標値の半分に達してしまうのです。これに残りの二食が加われば、あっという間に目標値をオーバー。塩分過剰摂取で、脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化のリスクが跳ね上がります。

しかも、言ってしまえば、チーズバーガーよりヘビーなメニューを選んだり、フライドチキンなどのサイドメニューにも手を出したとしたら、一発で5gをオーバーします。一発KOです

おわりに

ファストフードや加工食品が健康に良くない理由を理解していただけたでしょうか。誇張表現な部分が少しばかりあったかと思いますが、データ・数字に関しては事実そのものになっています。

ここまで読んで下さった方がどれだけの人数なのか、定かではありません。しかし、今、この文章を読んでいる方が、少しでもファストフードに対する悲観的な視点を持って頂けたら、この上ない喜びです。

結局のところ、食に関しては手間を惜しまないことが重要になってきます。「形」がわかる食材を買って、調理して食べる。これがベスト。

外食習慣が染み付いた方も、とりあえずファストフードをやめて、牛丼に変えてみてはいかがでしょうか。とりあえず、弁当などに切り替えてみてはいかがでしょうか。

………とはいえ、僕には皆さんの生活にとやかく口出しする権利はありません。全ては皆さん次第です。

さて、今晩は何を食べますか?

[参考文献]