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速読のトレーニング方法。そもそも多くの人は速読の定義を間違えている!

速読を身につけることには

・より多くの本に触れることができる
・資料などに目を通す時間が短縮でき、仕事のスピードが上がる
・説明書に手こずることがなくなる

などなど、多くのメリットがあります。読書家にはもちろん、仕事の効率を上げたい人や、時間を節約して生活の質向上を目指したい人にも必須の能力と言えます。

つまり、身につけるに越したことはありません!

そこで、速読のトレーニング方法を紹介します。

まずは、多くの人が間違って捉えている速読の定義から。そもそも速読って?

目次

  1. 速読とは
  2. 速読のトレーニング方法
    1. ①.著者の略歴
    2. ②.頭尾読み
    3. ③.目次をクイズ化
    4. ④.1秒読み
    5. ⑤.3秒読み
    6. ⑥.30秒読み
  3. おわりに
  4. 速読とは

    速読とは、情報の取捨選択を最大まで極め、必要な情報を最短で抜き出すことを言います。

    要するに「読むスピードを早める」というものではないということです。確かに読む速度はある一定のスピードまでは早くなりますが、それには限界が存在します。

    ですので、すばやく

    ・重要な情報
    ・著者の主張
    ・自分にとって必要な情報

    これらのものを抜き出す能力が必要になり、その能力を極めた状態が速読ってなわけです。

    速読のトレーニング方法

    それでは、速読のトレーニング方法を紹介します。

    最初に行っておきますが、初見ノートはNGです!

    なぜかというと、初見では全ての情報が重要に見えてしまうからです。ですので、「30秒読み」までノートを取るのはNGになります。

    では、まず最初のステップ。

    ①.著者の略歴

    いきなり本文から読むのは悪手です!これは速読に関わらず言えることです。

    まず初めに、本の1番後ろにある著者の略歴を読んで下さい

    「え、意味あるの?」という声が聞こえてきそうですが、非常に重要なポイントになります。

    著者の略歴から

    ・著者はどんな人か
    ・どのような性格か
    ・どのようなことに問題意識を持っているか
    ・この本の中で、どのような主張を展開しそうか

    といったことを推測して下さい。まあプロファイリングみたいなものです。

    これを行うことで、本文の中の重要なポイントを見つけやすくなり、本に対する好奇心も高まります!

    著者の略歴を読むことは、速読において必要不可欠なである「取捨選択の選球眼を高める下準備」になるのでとても重要なんです。

    では次のステップ。

    ②.頭尾読み

    まだ、本文には行きませんよ!

    著者の略歴の次のステップは、「頭尾読み」です。

    頭尾読みとは、本の「はじめに」と「おわりに」の部分を読むというものです。

    その際、「はじめに」からは

    ・著者の問題意識
    ・その本を書くに至った経緯

    などを。「おわりに」からは、

    ・結論
    ・最重要事項

    を、読み取ってください。特に最後のパートでは、1番重要視したポイントを述べるパターンが多いですね。

    これらを読み取れば、本の方向性や問題意識が分かるので取捨選択の能力が高まります。

    そして、3つめのステップ。

    ③.目次をクイズ化

    まだ、本文には行きませんよ!!

    ここまで来るときっと読みたくてウズウズしているのではないでしょうか(笑) 

    そうなっていれば尚良しです。本に対する興味や好奇心が高まるにつれて集中力も高まるはずなので!

    3つ目のステップは、目次をクイズ化です。

    まず目次を見て、

    ・自分が知っているのか、知らないのか
    ・内容を推測できるか、できないのか

    ということを確認して下さい。

    既に知識として持っているパートは、流し読みができます。これだでも取捨選択のスピードは高まります。

    そして、知識として持っていないパートや内容を推測できないパートがあると思います。

    その場合は、目次をクイズ化し、どんなに強引でも、当てずっぽうでもいいので内容を推測して下さい

    そうすることで脳が自然とその答えを探すようになり、重要な情報を見つけやすくなるわけです。

    そして、このクイズ化こそがこの速読トレーニング法の要になります。

    ですので、自分の推測はメモしておいて下さい。まあ時間短縮を目指しているので、ボイスレコーダーなどに記録するのがベストかと思います。

    では、次のステップ。

    ④.1秒読み

    遂に!本文に入ります!

    ここまでの全てのスッテプを行えば、読書好きの人はもちろん、そうでない人も相当じれったい思いをするはずです。

    やっと読めますよ!

    ここからはメトロノームが必要になります。スマホの無料アプリで簡単に入手出来るのでダウンロードして下さい。

    次のステップは1秒読みです。

    1秒読みとは、1ページにつき1秒で読むというものです。

    といっても、全てを読むことは不可能です。ここでは太字や図表だけを読みます。メトロノームのペースに合わせて次々に読み進めて下さい。

    かなり速いペースですので、おそらく初めのうちは太字や図表を目で追いかけるので精一杯だと思います。

    ですが、必死に食らいついて下さい。これによって、取捨選択能力や重要な情報を見つける能力が高まります!

    そして、1秒読みで全て読み終えたら目次へと戻ります。

    そこで、

    ・自分の推測は正しかったか
    ・内容を説明できるか

    ということを確認して下さい。

    この時点で内容を説明できたら究極です。極まりまくってます。

    ですが、急にそこまでの能力を身につけるのは不可能なので、初めのうちは薄っすらと太字の部分や図表を思いさせればOKです。「もっと読みたい!」「気になる!」というパートが出てきたら尚良ですね。

    では次のステップ。

    ⑤.3秒読み

    今度は1ページにつき、3秒かけて読み進めていきます。メトロノームも3秒ほどのペースにセットして下さい。

    この3秒読みでは、驚くべきほど情報が頭に入ってくるのを感じるはずです。太字の部分はもちろんその周りの部分まで読むことが出来きる人もいるはずです。

    なぜ、このような現象が起こるのかと言うと、1秒読みを経験したことで「知覚コントラスト」というものが発生するからです。

    知覚コントラストとは、一度強い刺激を経験すると、他の刺激が弱く感じるというものです。

    重い物を持った後に、他のものがやたらと軽く感じた経験があると思います。それこそが知覚コントラストの効果です。

    そして、なにより著者の略歴を読んだり、頭尾読みを行っているので、すんなりと文章も入ってきます。

    まあ要するに、この3秒読みの段階でかなり内容を理解できるわけです。

    3秒読みで全て読み終えたら、もう一度目次に戻り、

    ・自分の推測は正しかったか
    ・内容は説明できるか
    ・より興味が湧いたパートはあるか
    ・興味が湧かないパートはあるか

    を、確認して下さい。説明できるパートがかなり増えているはずです。

    そして、この時点で説明できたパートと興味が湧かなかったパートはこれ以上読みません!

    「え?」と思うかもしれませんが、これこそが速読の本質です。

    先程も説明したとおり、速読とは取捨選択を最大まで極めた状態のことです。辛いかもしれませんが、「捨てる」ことに意味があるんです。

    ⑥.30秒読み

    理解していないパートと興味のあるパートの判断がついたところで、一気に1ページにつき30秒まで伸ばします。思う存分読んで、頭に叩き込んで下さい。

    この30秒読みに到達したところで、ノートへのメモが解禁になります。自分の興味があることや理解が難しい部分をメモし、後の復習に使って下さい。

    以上が、速読のトレーニングの手順になります!

    おわりに

    速読とは、取捨選択を最大まで極めた状態なわけで、内容が理解できたパートはもちろん、興味が湧かなかったパートは「捨てる」決断をしなければなりません。

    その「捨てる」決断力と選球眼を鍛えるために、今回紹介したトレーニング方法を行って下さい

    「捨てるのはもったいない!」と思うかもしれませんが、捨てることが重要なんです。

    そもそも人間の脳は、興味がない情報=必要がない情報という判断を下すため、本の内容をすべて頭に入れようとするのは、めちゃくちゃ効率が悪いです。

    それに、時間をおいてもう一度読むことで新しく興味が湧く部分が出てくるはずです。その興味がある部分だけを身につければ良いんです!

    是非、実践してみて下さい!