最近、「仕事にやりがいを見いだせない!」という方が多いみたいです。
しかし、人生において何らかの「やりがい」を持つことは非常に重要な要素です。「やりがい」=「生きがい」といっても過言ではありません。
そんな「やりがい」を、多くの人生の時間を費やす「仕事」で見出すことができれば、生活の質(QOL=quality of life)は格段に上がるはずです。
では、どのようにすれば仕事に「やりがい」を見出す事ができるのでしょうか。
先に言っておくと、お金、給料は一切やりがいと関係がありませんよ!
目次
「やりがい」のある仕事に必要な要素とは
「やりがい」のある仕事の定義については、1976年にHackman&Oldmanが「職務特性モデル」を提唱してから、ほとんど変化はありません。
「職務特性モデル」によると、
1.多様性(skill variety):仕事の内容に幅があること
2.自立性(autonomy):どれだけ仕事を自由にコントロールできるか
3.フィードバック(feedback):自分の成果が明確に把握できるか
4.重要性(task significance):自分の仕事が社会に貢献しているか
5.完結性(task identity):仕事の最初から最後まで関われるか
これらの5つの要素が、仕事のやりがいを決める重要な要素になるそうです。「職務特性モデル」はアメリカでの調査に基づいていますが、この5つの要素は世界中で当てはまるみたいです。
ただ、最近の研究では、この5つの要素の中で最も仕事のやりがいに影響を及ぼすのが「重要性」ということが明らかになっており、
・世の中をより良くしている感
・人様の役に立っている感
というのが、かなり重要みたいです。要するに、「重要性」だけでも仕事に感じていればOKというわけです。
「重要性感じない!」「どれにも当てはまらない!」という方もいると思いますが、安心して下さい!職務特性モデルの5つの要素に当てはまらなくても、仕事にやりがいを見出す方法は存在するんです!
マインドチェンジ!
仕事にやりがいを見出す方法は、ズバリ「マインドチェンジ」です。
マインドチェンジとは、
自分の中の固定観念や経験に基づき、意図せずとも生まれてくる思考そのものを変える
というもの。まあざっくりいうと、
・物事の「捉え方」や「考え方」を変える!
てな感じのものになります。「考えるじゃ何も変わらないでしょ」と思うかもしれませんが、「やりがい」に関する捉え方は大きく変わりました。というのも、情報処理者モデルというものが構築されて、
・最も重要なのは、現実ではなく信念である
という結論が出ています。つまり、実際はどうであれ「認識」ことが重要というわけです。
この「認識」の例としては、NASAの清掃職員が自身の仕事について聞かれたとき、「私は掃除をすることで、人類を月に送ることに貢献しているのです。ロケットを飛ばす仕事をしています。」と答えた有名な話があります。この清掃員の方が、仕事に相当なやりがいを感じているのは言うまでもないですよね。
ですので、このNASAの清掃員の方に習ってマインドチェンジをしましょう!マインドチェンジの例としては、
・今日も上司の命令で資料をまとめるだけの作業で退屈だった→情報を整理したから上司は相当スムーズに仕事ができたはずだ!
・単純作業の繰り返しだった→今日大量に作り出した部品により完成した製品で、多くの人の生活が便利になったはずだ!
・点検なんて意味あるのかよ→今日の点検で多くの人の安全が守られたはずだ!
という感じ。とにかく強引にでも
・自分は世界をより良くすることに役立っている!
という考えに結びつけるのがポイントになります。もちろん、重要性以外の4つの要素に結びつけてもOKです!
まあどうしてもマインドチェンジが難しければ、
・最終消費者に会う
というのも1つの手ですね。
さあ、やりがいを見つけよう!
「やりがい」=「生きがい」です。
「生きがい」があればQOLは高まりますし、何より「生きがい」は人生において必要不可欠です。
仕事にやりがいを見いだせない方は、QOLを高めるため、最高の人生を送るためにも、是非「マインドチェンジ」を取り入れてみて下さい。