セルフコントロール

夜中「あれ」を見ると欲求に弱くなる!欲求に弱くなる意外な原因とは

televi

夜になると、

・「ダイエット中なのにお菓子を食べちゃう」
・「禁煙したいのにタバコを吸ってしまう」
・「朝は我慢できたのに、パチンコに行ってしまう」

てな感じに、自分自身が欲求に弱くなるのを感じる人は多いのではないでしょうか。

もちろん、「脳のスタミナ切れ」が原因でもあるんですが、実は意外な原因が隠れていたんです。

「夜のニュース」で欲求に弱くなる

夜のニュースで欲求に弱くなります。

「いやいや、ニュースじゃ欲求に負けやすくならないでしょ!」と思うかも知れませんが、科学的にも証明されているんですよ。

これについては、興味深い実験があります。内容は、

被験者を2つのグループに分ける。片方のグループには、人が死亡したニュースをテレビで見せる。その後、両グループの被験者に高級車やロレックスなどの贅沢品の広告を提示する。

というもの。その結果、

死亡したニュースを見たグループの方が、贅沢品の広告に購買意欲をそそられた!

てなデータが得られたそうです。被験者は不幸なニュースを見ただけなのに欲求に弱くなってしまったんです。なぜ、欲求に弱くなったのかと言えば、「恐怖感理論」という心理的な面から説明できます。

人は無意識に「死」を恐れている

恐怖感理論とは、

人間にとって「死」は最大の恐怖であるため、自分が気づかなくとも無意識に不安を感じ、わけもなく重苦しい気分になる。その無力感や恐怖を打ち消すために何らかの衝動が生まれ、それに従うことで安心感や安らぎを得ようとする

というものです。ざっくりいうと、

人は「死」という概念を忘れるために、盲目的になにかに打ち込んでいる

ということを意味しています。そのため、人は自分自身の命が脅かされなくても、「死」を連想させるものを認識するだけで、無意識下に「死」から逃げようと衝動に従ってしまうというわけです。

だからこそ、夜のニュース番組は危険なんです。夜のニュース番組を見ていれば、30秒に一回は不幸なニュースが流れるので、脳はパニックに陥ります。その結果、欲求に弱くなってしまうんです。

「死」を考えることで欲求に弱くなることを示した実験は、まだあります。

内容は、

スーパーで買物をしようとしている人を対象とする。2つのグループに分け、片方のグループに自分の「死」について考えさせ、その後買い物をさせる。

というもの。その結果、「死」について考えたグループほど、

・買い物の総量が増加!
・甘い物や好物の購入数が増加!

てなデータが得られたそうです。その後のインタビューでも、「死」について考えた被験者は、「普段より、甘いものやハイカロリーなモノが食べたくなった」と話したそうです。

(もしかしたら、スーパーの前で葬儀業者がチラシを配っているのには、そういった戦略があるのかもです。)

まとめ

つまるところ、人は「死」を連想するだけで、盲目的に欲求に従ってしまいます

ダイエットや禁煙など、何らかの欲求を抑える活動をしている方は、死を連想させてしまうニュースは見ない方が身のためです。

最後に、2001年9月11日のテロ直後のブッシュ大統領の発言です。

ミセス・ブッシュと私は、アメリカ国民の皆さんに是非ショッピングに出かけて欲しいと願っています。