脳機能を向上させる方法は山程あるんですが、今回は「人とのコミュニケーション時に脳を活性化する方法」を紹介します。
「信頼」で脳が活性化
ネタ元は、2003年にFinantial Timesに掲載された、チャップマン大学のバーノン・スミス教授率いる研究チームの実験。その実験内容はというと、
被験者に、見知らぬ者同士で「投資ゲーム」を行わせる。ゲームが繰り広げられている最中にMRI装置を用いて、脳の活動を計測する
というもの。「投資ゲーム」ってのは、1990年台に実験経済学者に開発されたものでして、ざっくり説明すると
・赤の他人同士で行う
・2人とも協力したらお金がもらえる
・ただし、相手を犠牲にすることで、より多くの利益が得られる
・その際は相手の利益が全て無くなる
というもの。要は、「自己中心的にプレーして自分だけ利益を得るのか」「相手と協力して同じだけ利益を得るのか」といった感じで、
・互いの信頼関係を計測するようにデザインされたゲーム
になります。んで、この投資ゲームを元にした実験の結果はというと、
・協調的なプレーをした被験者は、前頭前野が活発な活動をしていた!
ってデータが得られたそうです。相手を信頼するのはタダなので、これだけで脳が活性化するのは費用対効果が良いですよね。
なぜ脳が活性化するのかということですが、研究チームいわく、
協調的な戦略をとった被験者たちは、相手がどのような反応を示す可能性が高いかを考え、相手を信頼する決断をした。このプロセスで前頭前野が活性化したことが考えられる
とのこと。つまりは、
・相手を信じようと試みるだけで、脳はガッツリ活性化する!
というわけです。
日常に信頼する場面は存在しないんじゃないか問題
信頼するだけで脳は活性化するとは言いつつも、「信頼する場面がないかも。」と思う人もいるかと思います。しかし、知っておいて欲しいのが、
・良好なコミュニケーションしようと意識すれば「信頼」と同じ効果が得られる!
ということ。今回紹介した実験のハイライトは、「相手がどのように反応をするのか予測することで脳が活性化した」の部分です。
良好なコミュニケーションをする上では、必ず相手の反応や感情を予測する必要があるはずですよね。
ですので、たった1つ「良好なコミュニケーションをするぞ!」と心に決めて会話をするだけで、無意識下にでも相手の反応を予測して脳が活性化するというわけです。
まとめ
というわけで、「コミュケーションで脳を活性化させる方法」についてでした。日常のふとした瞬間でも脳は鍛えられるわけです。
・相手を信頼する
・良好なコミュニケーションを目指す
この2つは実践が非常に簡単なのがミソです。どんどん取り入れていきましょう!是非参考までにー。