普段から「生産性を高めたいなあ」と思ってまして、生産性関係の情報を集めるのが好きなんですよ。これまでにも、生産性を高めるメソッドについては、
・生産性を高める休日の過ごし方
・3つのルール
・ポモドーロ・テクニック
・アイビー・リー・メソッド
などを紹介してきました。
で、先日ふと「生産性が最も高まる室温って何度だろう?」って考えが浮かびまして、色々調べてみたんですが、どうやら2004年に明確な答えが出てたみたいなんですね。
個人から仕事環境に至るまで応用できる内容だったので、とてもナイスでした。ざっとメモしておこうと思います。
最も生産性と作業効率が高まる「温度」
これは、2004年にコローネル大学の心理学者アラン・ヘッジの研究チームが行った研究。内容は、
アメリカのオーランドとフロリダの保険会社員の女性を対象とする。そして20日間連続で、15分毎に温度を計測しつつ、ソフトウェアを用いてタイピング効率を計測する。
というもの。その結果、
・25度が最も生産性が高くミスも少ない!
・職場の温度を20度から25度に上げると、タイピングエラーが40%減少し、最終的な作業量は150%も向上した!
ってデータが得られたそうです。研究者いわく、
快適な温度にまで温度を高めると、1人の従業員1時間につき2ドルの経費削減になる。
とのこと。1人1時間につき2ドルの経費削減ってのは結構な差ですよね。電気代を考慮して温度を低く設定している場合は、25度にまで温度を上げてしまった方がむしろ経費削減になるというわけです。
加えて、最終的に研究チームは、25度の職場環境を維持することで、従業員1人単位でどれだけ賃金を削減できるのか見積もったところ、
・12.5%の賃金削減が可能になる!
って結論が出たそうです(参考)。これはもはや、電気代を気にすると逆にお金がかかるとまで言えますね。
まとめ
というわけで、「生産性と作業効率が高まるのは、25度!」という話でしたー。企業は今すぐ取り入れるべき内容でしたね。
もちろん、個人にも活かせる内容です。室温を25度に維持することで、自分自身の生産性や学習効率を最適化できるはず。
早速、室温を25度にセットと。。