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科学的に証明されている「オリーブオイル」の健康メリットをまとめてみた!

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結局オリーブオイルって健康に良いの?!

地中海地域で大量に摂取させる「オリーブオイル」。地中海地域は「ブルーゾーン」とも呼ばれる超長寿地域ですので、オリーブオイルが健康に良いことは間違いないと言えましょう。

しかしながら、具体的な「オリーブオイルのメリット・効用」についてはあまり知られていないかと思います。

そこで、過去50年間で科学的に証明されている「オリーブオイルのメリット・効用」についてガッツリまとめてみました。是非、参考までに。

  1. オリーブオイルの栄養素
  2. 心血管疾患のリスク低下
  3. 揚げ物の健康被害軽減
  4. 脳卒中のリスク低下
  5. 鬱防止効果
  6. 乳がんのリスク低下
  7. 健康的なコレステロール値の維持
  8. 潰瘍性大腸炎防止
  9. 認知症予防
  10. 肝臓を酸化ストレスから保護
  11. 急性膵炎防止

オリーブオイルの栄養素

米国農務症(USDA)のデータからいくと、オリーブオイル100mlに含まれ得る栄養素は、

○エネルギー:800kcl
○脂質:93.3g
飽和脂肪:13.33g
不飽和脂肪:66.6g
○タンパク質:0g
○炭水化物:0g

こんな感じになります。

では、オリーブオイルのメリットについて見ていきましょう。

心血管疾患のリスク低下

実は、オリーブオイルを大量に摂取する地中海地域は、心血管疾患による死亡率が低いことでも有名。この理由については、「地中海食」が身体に好影響をもたらすことが原因であると考えられていました。

しかし、2007年にスペインのバルセロナで、「オリーブオイルが心血管疾患を防止しているのでは?」ということに目をつけ、オリーブオイルの摂取と心血管疾患の関係性をガッツリ調べた研究があるんですね。

その研究の結果、日常的にオリーブオイルを摂取する人は、そうでない人と比較して

・心血管疾患のリスクがかなり低い!
・高血圧症のリスクも低い!
・脂質異常症のリスクも低い!

ってデータが得られたそうです。オリーブオイルが心臓に好影響をもたらすことは間違いなさそうです。(脂質異常症とは、高脂血症と高コレステロール症の総称になります)

揚げ物の健康被害軽減

以前、「日常的な揚げ物の摂取で死亡リスクはグンと高まるよ!」という話をしました。とにかく揚げ物の日常的な摂取は危険なわけです。

が、揚げ物の調理にオリーブオイルを用いると、揚げ物摂取におけるデメリットを抑えられることが示唆されています

例えば、スペインのマドリードで行われた26~69歳の40,757人を対象とした11年間の追跡調査が興味深いです。この調査で研究チームは、参加者の「日常的な調理方法」と「食事内容」に焦点を当て、心臓病による死亡リスクとの相関間関係を探りました。結果は、こんな感じ。

地中海地域の人々は、通例的に調理において頻繁に「オリーブオイル」や「ひまわり油」を用いられていた。そして、地中海地域の人々は、日常的に揚げ物を摂取していたが、揚げ物の摂取と冠動脈性心疾患のリスクや死亡リスクの間に相関関係は見られなかった

つまり、揚げ物の調理にオリーブオイルを用いるだけで、揚げ物のリスクを大幅に減らすことが出来るわけです。もちろん、「オリーブオイルを使用すれば、揚げ物を大量に食べてもOK!」というわけではありませんが、「どうしても揚げ物が食べたい!」って時はオリーブオイルを用いるのが吉ということになりますね。

脳卒中のリスク低下

これは、2011年にフランスで行われた研究。研究チームは、フランスで65歳以上の7,625人を対象に「オリーブオイルの摂取と脳卒中のリスクの関係性」をガッツリ調べました。その結果、

日常的に「エキストラヴァージンオリーブオイル」を摂取していた参加者は、そうでない参加者と比較して脳卒中のリスクが41%低かった!

ってデータが得られたそうです。41%はかなり大きい数字ですが、エキストラヴァージンオリーブオイルであることに注意して下さい。ちなみに、ここで言う「日常的」は、普段から料理やドレッシングに使用しているくらいの頻度を指します。

研究者の結論としては、

我々の研究は、65歳以上の人々の脳卒中を防止するための新しい食事療法を示唆している。高齢者について回る脳卒中のリスクは、オリーブオイルの摂取という安価な方法で防ぐことが出来るかもしれない。

とのことです。

鬱防止効果

オリーブオイルで鬱を防止できることが示唆されています。

例えば、スペインのLas de Gran Canaria大学で行われた研究では、1,259人を6年間追跡し「生活でメインに消費する油と鬱症状の関係性」を調べています。その結果、

オリーブオイルを消費する参加者は、トランス脂肪酸を消費する参加者と比較して48%も鬱のリスクが低い!

トランス脂肪酸の摂取量が多いほど鬱になりやすい!

ってことが明らかになったそうです。「トランス脂肪酸」とは、現代の加工食品に大量に含まれている脂肪のこと。こいつがヤバイ油でして、これまでの研究ではトランス脂肪酸の摂取で

炎症レベルが爆上がりする!
・鬱になる!
・リーキーガットになる!

ってことが明らかになっています。まあそんなわけですんで、オリーブオイルを消費する人とトランス脂肪酸を消費する人の間に48%もの差が生まれるのは必然と言えますね。

乳がんのリスク低下

エキストラヴァージンオリーブオイルは、乳がんのリスクを大幅に下げる効果があります。

エキストラヴァージンオリーブオイルが乳がんのリスクを減らしてくれる理由については、スペインの科学者が明らかにしました。ざっくりまとめると、そのメカニズムはこんな感じ。

・エキストラヴァージンオリーブオイルを摂取!

・細胞を修復する役割を担うp21遺伝子の働きが抑制される!

・細胞が修復されなくなり、がん腫瘍の「細胞死(アポトーシス)」が始まる!

まあ要は、エキストラヴァージンオリーブが、がん細胞が自滅するのを手助けしてくれるというわけです。またその一方で、不健康な油はがん腫瘍の成長を手助けしてしまうそうです。がん対策には、不健康な油をエキストラヴァージンオリーブに置き換えるのが吉。

健康的なコレステロール値の維持

「Medical Science Monitor」に掲載された日本で行われた研究では、28人の悪玉コレステロールの状態がシビアな患者を対象に6週間の間オリーブオイルのサプリを1日1錠服用してもらったそうですが、その結果、

悪玉コレステロール値が優位に低下した!

ってデータが得られたそうです。研究者いわく、この数値は圧倒的なもので臨床的に望ましいレベルに匹敵するそうです。

潰瘍性大腸炎防止

イギリスのユナイテッドキングダムの研究者が、イギリスに住む40~74歳25,639人を対象とした追跡調査では、

・エキストラヴァージンオリーブオイルに含まれる「オレイン酸」の摂取量が最も多い参加者は、そうでない参加者と比較して潰瘍性大腸炎のリスクが90%低かった!

ってデータが得られたそうです。研究者いわく、

オレイン酸の摂取量は、潰瘍性大腸炎の発生と負の相関関係があった。
仮にこれが因果関係であれば、オレイン酸の補給で潰瘍性大腸炎の患者を治療することが可能だろう

とのこと。要は、追跡調査ですので当然っちゃ当然ですが、まだ因果関係についてはハッキリわからないそうです。しかしながら、オレイン酸の摂取が多いほど潰瘍性大腸炎のリスクが低いのも事実ではあります。

認知症予防

地中海地域の人々は、認知症患者が非常に少ないことで有名。その理由については、様々な研究が行われていますが、「オリーブオイルとナッツの抗酸化作用が、認知機能の低下を防ぐからでは?」って説が有力です。つまり、オリーブオイルの摂取で認知症を予防できる可能性が十分にあるわけです。

また、データの質はあまり良くありませんが、マウスを対象にした研究では、エキストラヴァージンオリーブオイルに含まれ得る「オレオカンタール」という成分に

認知症を防ぐ効果のあるタンパク質の生成を促す効果がある!

ってことが明らかになっているそうです。まだまだ明確なメカニズムは明らかになっていませんが、不健康な油をオリーブオイルに置き換えることで認知症予防になるということは言えるかと。

肝臓を酸化ストレスから保護

こちらもデータの質はあまり高くありませんが、オリーブオイルには肝臓を「酸化ストレス」から保護する効果があることが示唆されています。

酸化ストレスとは、主に「フリーラジカル」と呼ばれる放射線物質の一種により引き起こされる身体の損傷のこと。こいつが曲者でして、放射線物質といえども僕たちの身の回りに溢れかえるほど存在するんですね。

現時点でのフリーラジカルへの対策としては、「ポリフェノールが豊富な食材」や「クロロゲン酸」などを摂取するのが好ましいと言われています。が、近年、エキストラヴァージンオリーブオイルも効果あるかもよ?ってことが示唆されているんですよ。

例えば、チュニジアとサウジアラビアの研究チームがマウスを対象に行なった研究では、マウスに除草剤(フリーラジカルを想定)を与えた後オリーブオイルを含む餌を摂取させたそうですが、結果

エキストラヴァージンオリーブオイルを摂取したマウスには、肝臓の損傷の部分的な保護が見られた!

ということが明らかになったそうです。つまるところ、エキストラヴァージンオリーブオイルには酸化ストレスから守ってくれる効果がある可能性があるというわけです。肝臓に限りますが。

急性膵炎防止

スペインのグラナダ大学で行われた研究では、

エキストラヴァージンオリーブオイルには、急性膵炎を防止する効果がある!

ということが明らかになったそうです。なぜ、そのような効果があるのかというと、エキストラヴァージンオリーブオイルに含まれる「オレイン酸」と「ヒドロキシチロソール」に膵臓の炎症を防ぐ効果があるからだと言います。

まとめ

ということで、「オリーブオイルのメリット・効用」についてでしたー。

様々なメリットを紹介しましたが、エキストラヴァージンオリーブオイルの摂取における「心血管疾患のリスク低下」と「認知症のリスク低下」のデータがかなり強めな感じになります。

とにかく、サラダ油などと比較すれば健康に良いのは明白かと思います。是非参考までに―。

[参考文献]1234567