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「読書」で健康的になれて幸福度も向上するって知ってましたか?

borfofhrwuo

言わずもがな、「読書」は素晴らしいものです。本を読むことで、著者が長い時間をかけて獲得したノウハウを短時間で得られたり、膨大な研究をまとめて分析した考察を得られたり、はたまた自分の想像力を超えた世界に巡り合わせてくれます。もはや本を読まない方が損と言えましょう。

まあ、上記の読書のメリットについては、多くの人が理解していることと思います。読書をしない人に至っても、読書が有益なものであることは直感的にも感じるところでしょう。

が、多くの人は読書のメリットを完全に把握しきれていません。実は読書のポテンシャルは凄まじく、なんと「読書で健康的になれて幸福度が高まり、寿命までもが伸びる!」ということが明らかになっています。

ということで今回は、広く知られていない読書のメリットを6つ紹介したいと思います。

参考:Reading books could inrease lifespan
Five ways reading can improve health and well-being

1.読書で寿命が伸びる!

これは、イェール大学が行い「Social Science and Medicine」に掲載された研究。研究チームは、過去の読書のメリットに関する研究を受け、読書のポテンシャルに目をつけて「読書と寿命の関係ってどうなのよ」ということについて調べました。

研究では、過去の「Health and Retirement Study」に参加した3,635人を対象としました。参加者の内訳は、50歳以上の男女となっております。

でもって、研究チームは、参加者のアンケート調査(読書の頻度など)や生存率に着目し平均で12年分のデータを分析しました。結果何がわかったのかと言いますと、

1週間で3時間30分読書をする人は、そうでない人と比較して17%死亡率が低い!
3時間30分以上読書をする人は、23%死亡率が低い!

だったそうです。「でも、これって他の原因も関係してるでしょ!」と思う人もいらっしゃいましょうが、この結果は、性別、経済的地位、教育、健康のコンディション、結婚など様々な因子を調整した上でのものだそうです。つまり、読書で寿命が伸びることが確認されたわけです!

とは言いつつも、ここまでだと、にわかに信じがたいですよね(笑)

ですので、残りの5つのメリットを見ていきましょう。そうすれば、このデータにも納得が行くと思います。

2.ストレス解消効果

ストレスは人を殺します。慢性的なストレスは60%の病に起因し、脳卒中のリスクを50%高め、心臓周りの病のリスクを40%高めると言われています。

しかしながら、ストレスの根源はどうしようもありません。つまり、ストレスを感じた際に、どのように対処するかが重要になってくるわけです。

その点、「読書」はかなり役立つ武器かもしれません。

というのも、2009年にイギリスのサセッス大学が行った研究では、

読書でストレスレベルが68%下がる!
この数値は、ウォーキングや音楽を聴くのと同じレベル!

ということが明らかになったそうです。なんでも、たった6分の読書(新聞などを含む)でも、心拍数が下がり、筋肉緊張の緩和が確認されたと言います。「呼吸法」に匹敵するレベルの即効性となっております。研究者いわく,

どんな本を読むかは問題ではなく、自分を夢中にさせ他のことに目が行かないような状態に入ることで、あなたは毎日の不安やストレスの世界から逃げることができる。そして、著者のイマジネーションを探索することに時間を費やすことができる。
読書は気晴らし以上のものであり、印刷されたページを捲りながらあなたの創造性を刺激したり、意識の状態を必要なことにスイッチさせる、能動的なイマジネーションへの従事のようなものである。

とのこと。要は、読書には、上手にストレスから目をそらしたり、想像力を刺激されることでストレスを意識の外に追いやる効果があるというわけです。「ちょっとストレスを感じてるなぁ」と感じたら読書をしてみるのが吉。

3.認知症防止効果

年齢を重ねるごとに脳機能が衰えていくのは常識。悲しかな、なんの対策も取らない人ほど認知症になりやすかったりします。

が、近年では、運動や瞑想で脳機能が向上することが明らかになっています。今現在の年齢に関わらず、脳機能を向上させ、シャープな思考を維持したい方は積極的取り入れていきたいところです。

んで、本題。2013年に「読書で脳機能の低下を抑えることができるよ!」ということが明らかになっています。

これは、ラッシュ大学のメディカルセンターが行い「Neurology」に掲載された研究。研究チームは、平均年齢89歳の男女294人を対象とし、「読書習慣と脳機能の低下に関係はあるの?」ということについて調べました。

まず、研究チームは、参加者に幼少期、成人期、高齢期の脳を刺激する活動(読書とか)に関するアンケート調査を行いました。そして、死亡する前の平均6年間で記憶力と思考のテストの結果を用いて分析したそうです。でもって、参加者の死後、脳を直接調べたそうですが、結果何が明らかになったのかと言いますと、

若いときでも年を重ねたときでも、読書や物書きなど脳を刺激する活動を行った参加者は、認知症の痕跡が確認される確率が低かった!

だったそうです。ここで言う「認知症の痕跡」には、脳障害や脳のプラークなどが含まれます。研究者いわく、

このデータに基づけば、我々の子供、両親、祖父母、我々自身が、読み書きのメリットを低く見積もるべきでないことが分かる。

とのこと。どうやら、読み書きのメリットは僕らの想像を超えているみたいです。また、同研究は、過去に行われた「読書で認知症のリスクが2.5倍下がる!」という結果を助長するものとなったといいます。認知症対策にはもってこいですねー。

4.社会的能力向上効果

読書で、人付き合いの能力が向上することが示唆されています。言わずもがな、良好な人間関係は幸福度を高めるので、読書で人生の幸福度が高まると言えましょう。「本当に読書で人付き合いが上手くなるの?」ということですが、興味深い研究を2つ見てみましょう。

まずは1つ目。2013年に「Sience」に掲載された研究で、

”フィクション”の小説を読むことで、「マインドセオリー」がレベルアップする!

ということが明らかになったそうです。「マインドセオリー」とは、他人の信念や望み、考えなど、自分とは異なる意見を理解するときに必要となる能力のこと。まあ要は、読書で他人の感情を理解する能力が向上するというわけです。

そして、2つ目の研究を見てみましょう。こちらは、トロント大学が行った研究。この研究では、

ノンフィクションを読むことで現実世界で他人への共感の能力が向上する!

ってことが明らかになったそうです。研究者いわく、

我々の生活で最も重要になる特徴は、社会的能力だ。友人や恋人、子供などの他者との関係形成の能力は遺伝的に決めれられたものではない。
フィクションには、我々の社会的体験を理解するのを助ける働きがある。

とのこと。2つの研究を総じて見ると、

フィクションを読むことで人との関わりが上手になり、人間関係で悩みにくくなる!

ってことが言えるかと思います。人との関わりが苦手だったり、他人に共感できない節がある人は、フィクションの小説を読んでみるのが吉。

5.睡眠の質向上効果

就寝前の読書で睡眠の質が向上します。

具体的なメカニズムとしては、

・読書で興奮した神経が鎮まる→睡眠の質が向上する!
・読書で「起きている状態」から「眠る状態」への切り替えがスムーズになる→睡眠の質が向上する!

こんな感じ。もっとも、睡眠の質を高める上では、就床前の行動が鍵になってきます。スマホで睡眠の質が崩壊するのは有名な話ですので、今現在寝る前にスマホをいじくっている人は読書に置き換えるのが吉。

まあ、神経を鎮めたりする方法としては、「瞑想」なんかもオススメですねー。

知能向上効果

皆さんご存知、読書で知能が高まります。これについては、数多くの研究で証明されているところです。

中でも興味深い研究を挙げるとすれば、2014年に「Child Development」に掲載されたEdinburgh大学が行った研究があります。この研究では、子供の読書の能力とIQに焦点を当てたんですが、結果何が明らかになったのかと言いますと、

7歳時に読解力のスコアが高い子供は、そうでない子供よりIQスコアが優位に高かった!

だったそうです。研究者いわく、

読書の恩恵を享受していない子供は、教養という財産までも失うことになるだろう

とのこと。子供には、できるだけ早く読書の習慣を身に着けさせてあげるのが良さそうです。が、無理矢理に習慣を押し付けることのないように注意しましょう。やらされる習慣は長続きしないし意味がないので。自ら進んで読書をしたくなるような環境づくりを心がけるのが吉です。

まとめ

といことで、「読書で健康的になれて寿命が延び、幸福度までもが高まるよ!」という話でしたー。

膨大な価値ある知識だけでなく、健康や幸福をもたらす読書。趣味の1つに加えてみてはいかかがでしょうか。

「読書が苦手!」って人はこちらを参考までに