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食欲を抑えられずに食べ過ぎる?原因は『スマホ』かもだ!

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近年、テクノロジーの発展により僕らの生活は便利で豊かになりました。しかしその反面、増えすぎたデジタルデバイスの使用時間が、僕らの健康に悪影響を及ぼし人生の質を下げている可能性が示唆されています。

既に当ブログでも、「スマホで人間関係が上手くいかなくなるよ」「1日3時間以上テレビを見ると記憶の欠損が早まるよ」なんてことを紹介してきました。が、近頃更にデジタルデバイスのダークサイドに関するデータが出ていたので紹介したいと思います。

「食べたくないのに食べちゃう」
「どうしても食欲を抑えられない」

その原因は『スマホ』かもしれません。

スマホと食欲、肥満の関係

これは、「Brain imaging and Behavier」に掲載されたライス大学やダートマス大学が行った研究。研究者は、同研究に至った経緯と目的について以下のように述べています。

携帯やタブレット、その他のデジタルデバイスに触れる時間が増えたことは、過去数十年間で最も重大な環境変化の1つだ。そして、この数十年間において、多くの地域で肥満の割合も増えた。
そこで、我々は肥満と、マルチタスクを引き起こすデジタルデバイスの乱用に関係性があるのか明らかにするため調査を行った。

要するに、テクノロジーの発展に伴い肥満の割合も上昇したため、そこに関係性があるのか調べたわけですね。んで、ハイライトしてある「マルチタスク」が同研究のキーワードになります。

マルチタスクとは?:

マルチタスク」とは、同時並行で複数の作業を行うことを指します。例えば、以下の行為がマルチタスクに当てはまります。

・スマホを見ながら歩く
・テレビを見ながら食事をする
・音楽を聞きながら勉強する
・友人と会話しながらスマホをいじる

言い換えれば、ながら作業って感じになりますかね。実はこのマルチタスクは危険な行為でして、現時点では以下の悪影響があることが明らかになっています。

・ストレスレベル上昇
・集中力低下
・IQ低下
・時間がない感覚に陥る

まあとにかく、マルチタスクはQOLを下げる最悪の行為なわけです。では、研究内容に戻りましょう。

マルチタスクで食欲が暴走して肥満に

同研究チームは、2つの実験を行いました。それぞれ見ていきましょう。

まず、1つ目の実験。ここでは18~23歳までの132人を対象としてアンケート調査とを行いました。アンケートは、

・「普段どれくらいマルチタスクをするか?」
・「普段どれくらいデジタルデバイスに阻害されるか?」

ということを調査する内容となっております。ここでいう、「デジタルデバイスに阻害される」というのは、友人との会話中や作業中にどれだけスマホをいじりたくなったかということを意味します。まあ要は、どれだけスマホなどのデジタルデバイスに日常をハックされているか調べたわけです。

でもって、研究チームはアンケート調査で得られた内容と体型の関係を分析したそうですが、その結果

マルチタスクやデジタルデバイスによる阻害の回数が多い人は、そうでない人と比較してBMI値が高かった!

というデータが得られたそうです。スマホをいじくりまくっている人ほど太っている傾向があるみたいですねー。

そして、2つ目の実験。ここでは、1つ目の実験に参加した中の72人を対象としています。そして、不健康な食材を含む一連の画像を見せながら、MRIで参加者の脳の反応をチェックしました。結果何がわかったかと言いいますと、

マルチタスクやデジタルデバイスによる阻害の回数が多い人は、そうでない人と比較して脳の報酬回路が過剰に反応した!

というデータが得られてたそうです。報酬回路とは、何らかの快感を感じる脳の部位のこと。報酬回路が敏感なほど食べ過ぎたり中毒症状に陥りやすかったりします。つまり、スマホなどのデジタルデバイスをいじる回数が多い人ほど、食欲が暴走しやすい傾向があったというわけです。恐ろしい話っすねぇ。

2つの実験を総じて研究者いわく、

肥満率の上昇と現代社会の大部分でのマルチメディアの使用の普及を考慮すると、これらの関係性を確立することは重要な役割を果たす

とのことです。やはり肥満の上昇はデジタルデバイスの普及に起因しているんじゃない?と。

まとめ

そんなわけで、「スマホで食欲が暴走し肥満になりやすくなるかもよ!」という話でしたー。

スマホのいじり過ぎによるマルチタスクは肥満のもとみたいです。もっとも、「ながら食いをやめるだけで食欲は劇的に減少する」なんてことが明らかになっているくらいですので、マルチタスクの危険性は恐ろしいと言えましょう。

しかしながら、食欲が抑えられずに悩んでいる方には嬉しい情報でもあるのではないでしょうか。なにせ、今回の研究では、食欲の暴走は「食いしん坊」という遺伝ではないため、スマホの使用頻度やマルチタスクを減らせば解決することができることが示唆されたわけですので。

かくいう僕自身、一時期食欲が暴走したことがありました。が、シンプルに「ながら食い」を辞めたところ、食事の満足感と食後の満腹感が高まり食欲が減退した経験があります。

ですので、食欲が暴走してお悩みの方は、とりあえず食事中はスマホを置いてみてはいかがでしょうか。以上ー。