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話題沸騰の脳トレ『デュアルNバック課題』の効果について

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頭を良くしたい!賢くなりたい!IQを高めたい!なんて願望は誰しもが抱いたことがあるかと思います。そして、そんな数多くの期待に応えるかのごとく巷には数多くの『脳トレ』が存在していますよね。

果たして、本当に効果のある脳トレは存在するのでしょうか??

ということで今回は、「話題の脳トレ『デュアルNバック課題』」についてです。

本当に頭を良くする脳トレは存在するのか

これは、「Jounal of Cognitive Enhancement」に掲載された、ジョブホプキンス大学のチームが行った研究。研究チームは、数多く存在する研究の中から「本当に効果のある脳トレはどれだ?」ということについて調査しました。

先に研究者の結論を引用すると、こんな感じになります。

認知機能のトレーニングは効果があるとも効果がないとも言われている。これについて我々は、問題はどのタイプのトレーニングを行うかであることを主張する。たった1つのタスクだけが最も効果的な結果が得られ、最もパフォーマンスを向上させた。もし、トレーニングを通して認知機能を向上させることに興味があるのならば、このタスクに焦点を当てるべきだ

つまり、効果のある脳トレはたった1つだけ存在するというわけです。僕みたいな凡人には嬉しすぎるニュースであります(笑)

では、細かい研究内容について見ていきましょう。

唯一効果のあるトレ『デュアルNバック課題』

研究チームは、136人の若者(男性44人)を対象としまし、まず初めにEEGを用いて脳の活動を計測しました。そして、参加者を以下の3つのグループに分けて脳のトレーニングをさせた後、同じ内容のテストを行いEEGを用いて脳の活動を計測しました。

1.デュアルNバック課題

常に更新される視覚と聴覚の情報を記憶するトレーニング。同研究で用いられたのは

8つの場所にランダムで表示される青の四角形の場所を記憶する。それと同時に、8種類の中から1つ選ばれて流される音声も記憶する。そして新しく更新される四角形の場所と音声を記憶しつつ、それより前に表示されていた四角形の場所と音声のパターンを思い出す。難易度は時間が経つに連れて上がっていく

という手法。要は、新しく更新される情報を記憶しながら、前に表示された情報を忘れずに覚えておく必要があるトレーニングです。

2.コンプレックス・スパン

コンプレックス・スパンは、16箇所に表示される四角形や音を記憶するトレーニング。

一見、デュアルNバックタスクと同じに見えますが、前の記憶を維持しながら新しい情報を記憶する必要がないところ異なります。

3.単純作業

脳に刺激がない単純作業を行う。

でもって、これら3つのグループは、それぞれ与えられたトレーニングを1週間につき5日のぺースで1ヶ月の間行いました。ちなみに、1回のセッションは30分で設定されています。

で、結果何が明らかになったのかということですが、1ヶ月後参加者の脳をスキャンしたところ、

デュアルNバック課題を行ったグループはワークングメモリが30%向上していた!
注意力と集中力と深い関係のある前頭前皮質が活性化していた!

だったそうです。「ワークングメモリ」とは、脳内の短期的な記憶を保存しておく能力のことで、ワーキングメモリの容量が大きい人ほど、

・頭の回転が速い!
・メンタルが強い!
・感情のコントロールが上手!
・自分の体を気遣って健康的なライフスタイルを取り入れるようになる!

ということが明らかになっています。つまるところ、

・デュアルNバック課題には、IQを高めるだけでなくメンタルを強くし、なおかつライフスタイルを健康的に変える効果がある!

というわけです。なかなか凄いですねー。

まとめ

そんなわけで、「効果がある脳トレはたった1つ!『デュアルNバック課題』だ!」という話でしたー。

「今すぐ脳を鍛えたい!」という方は、メンタリストのダイゴさんが手がけた「DNB-15分IQアップ脳トレゲーム」あたりをダウンロードしてみるのが吉。

それか、今回紹介した研究と同様の「音声+場所」のパターンでトレーニングしたい方は、「Brainscale」の元祖デュアルNバック課題がオススメ。

あと、デュアルNバック課題で脳を鍛える上でのポイントを挙げるとすれば、

とにかく忍耐強く続けること

です。というのも、実際にデュアルNバック課題をやってみるとわかりますが、めちゃくちゃ退屈なんですよ(笑)IQアップへの道のりは険しいです。頑張りましょう。

最後に、「脳トレ以外でもワーキングメモリを向上させたい!」という方は、以下のエントリを参考までにどうぞー。

ワーキングメモリを向上させる飲み物は”あれ”
世界のエリートが取り入れる「ブリージング瞑想」について