ストレス 健康

[現代人は自然不足]『森林浴』の効果/メリットをまとめてみたぞ

bath

近頃、「森林浴の”ストレス解消効果をガッツリ調べたぞ!」という研究が発表されておりました。既に自然と接触することの大切さは把握していたものの、改めて自然がもたらすメリットに驚かされた次第です。

ってことで、この際なので『森林浴の効果/メリット』についてまとめてみましたー。

もしかしたら、生活の質を高める最短の方法は自然との接触かもしれません!

[参考]

そもそも『森林浴』とは?

実は、「森林浴」は日本が生み出した文化です。森林浴の文化は、1982年に農林水産省が提唱したことで生まれました。

今や森林浴は海外にまで広がりましたが、もともと海外には森林浴に似た文化が存在せず、英語では「shinrin yoku」と呼ばれたり、「forest(森) bathing(入浴)」と直訳されたりします。

んで、そもそも「森林浴とは何ぞや?」ということですが、農林水産省による森林浴の定義は以下の通りとなります。

森の中を歩きながら、自然と触れ合い、雰囲気を味わう

まあ、多くの方々のイメージ通りの定義ですかね(笑)

では、早速ですが『森林浴の効果/メリット』について見ていきましょう。

森林浴は”世界が認めたストレス解消法”

農林水産省により森林浴の概念が生み出されてからというもの、数多くの研究がなされてきました。そして、それに伴って「森林浴はストレスに効くぞ!」とか「森林浴には血圧の低下を促す効果があるぞ!」とか「免疫細胞活性の向上効果もあるぞ!」なんてことが次々と明らかになってきたんですよ。

で、これらの結果を受けて、2017年には世界で初めての国際会議が開かれました。この国際会議には150人の専門家が集まったそうですが、それぞれの専門家が改めて「森林浴」の効果を認めたと言います。つまるところ、

『森林浴』は世界が認めたストレス解消法!

というわけです。ストレスに悩んでいるのであれば、真っ先に自然と触れ合うのが吉です。

リラックス/疲労回復には「森林浴」だ!

また、「森林浴のリラックス・疲労回復効果」はマッサージのような定番のリラクゼーション法の効果を大きく上回ります。

例えば、2016年にダービー大学が「自然との触れ合いってどれだけ健康に良いのよ」ということについて調べる為にメタ分析を行いました。「メタ分析」とは、過去に行われた研究の中から質の高い研究を複数選び出し、またさらに分析する手法の研究を指します。まあ、かなーり信頼できる研究って解釈でOKです。

で、同研究では、過去のデータから述べ871人分を分析したんですね。その結果、何が明らかになったのかというと、

自然との触れ合いは、疲れやダメージなどの人体の疲労を回復する効果がある!
その効果量は、「0.71」!

だったそうです。「効果量0.71って凄いの?」ということですが、これは極めて高い数字です。というのも、一般的には効果量が0.5を超えれば「効果大」として認められるからです。

ちなみに、マッサージによる効果量は0.57となっています。ですので、お金を費やしてプロのマッサージを受けるのも良いですが、自然と触れ合いに森林浴に出掛けてみるのはいかがでしょうか。

森林浴は『計画』するだけでも効果が得られるかもだ!

そして、近頃「International Journal of Biometeoligy」に掲載されたイタリアのチームが行った研究について。研究チームは、自然とメンタルの健康の関係には未だに調べる価値があるとして「森林浴とコルチゾールの関係ってどうなのよ」ということを調査しました。

コルチゾール」とはストレスホルモンの一種のことで、ストレスを感じると分泌されます。突発的な出来事によって一時的にコルチゾールが分泌される分には問題がないんですが、いつまでも頭に残る慢性的なストレスによってコルチゾールが分泌され続けると身体に大きな被害があります。ですので、できるだけコルチゾール分泌を抑える必要があるわけです。

で、同研究の内容についてですが、研究チームは過去に発表された自然に関連する1,000本におよぶ研究の中から、22本(8本はメタ分析)を選び出し再度分析しました。ちなみに、同研究における「森林浴」の定義は以下の通りとなります。

ウォーキング、単純にゆっくりする、風景を眺める、空気を味わうなどし、自然の中に一定時間滞在すること。

で、研究チームは以下の3つのグループに分けてコルチゾールレベルを分析しました。

・森林浴グループ
・都会エリアでのウォーキンググループ
・何もしないグループ

その結果何が明らかになったのかと言うと、まず

森林浴グループは、その他のグループと比較して圧倒的にコルチゾールレベルが下がった!

ということが明らかになったそうです。まあ、この結果はもはや分かりきっていたことなんですが、同研究ではもう1つ興味深いことが明らかになりました。それがこちら。

森林浴はアンチストレス法と認識できる。そして、自然と接する前でさえ、森を訪れることを計画するだけでもコルチゾールレベルは低下する。
したがって、自然を眺めたり、森林を心の中で視覚化したりすることで,
プラシーボ効果の発生が示唆される。

なんと、森林浴を計画し、待ち望むだけでストレス解消になる可能性があるそうです。おそらく、潜在意識下に自然のリラックス効果が刷り込まれているんでしょうね。

この結果を見ると、「じゃあ、頭の中でイメージすればいいんじゃん!」と思ってしまいますが、研究チームは、森林浴のプラシーボ効果にはさらなる調査が必要としているので難しいところです。とはいえ、仮にこのプラシーボ効果が完全に証明されれば、いつでもどこでも森林浴に近いメリットを得られるわけですんで楽しみですね。

まとめ

そんなわけで、「森林浴のメリット/効用について」でしたー。

自然と触れ合うメリットは計り知れません。積極的に自然とのふれあいの時間を確保しましょう。最近では、「自然が多い環境で育った子供はメンタルが強い」なんて研究が発表されていたくらいですので。

また、「近くに自然と触れ合える場所がない!」という方は、「森林セラピーロード」を活用してみましょう。