ベーコン、ハム、ソーセージなどの「加工肉」を常食している方は多いのではないでしょうか。朝食に食べるカリッと焼いた塩気のあるベーコンは美味しいですよね。僕も以前までは好んで食べておりました。
が、実はWHO(世界保健機関)の発表で「加工肉」には発がん性があることが明らかになっています。
加工肉に発がん性が存在する理由については明確に明らかになっていませんが、現状の見解としては
・保存料がヤバイんじゃね?
という説が有力です。加工肉の賞味期限の長さは「長所」として取り上げられますが、保存可能期間が長いということは保存料が大量に使われているということを意味します。ですので、生肉と異なって、いつまでも赤々しい加工肉には危険性を感じるべきなんですよ。
とは言うものの、WHOはハムやソーセージ、ベーコンを代表とする加工肉の販売に規制はかけていません。つまり、加工肉を食べるか否かは個人の判断に任せるというわけです。
あなたはどちらを選びますか?
といったところで、近頃新しく「加工肉で大腸ガンのリスクが跳ね上がるぞ!」という研究が発表されたそうで、ライターのPeter Economyがレビューを出しておりました。メモしておこうと思います。
『加工肉』摂取における健康被害
これは、オックスフォード大学の研究チームが行った研究。研究チームは約500,000万人(年齢は40~69)のイギリス人男女のデータを対象とし、「結局、癌のリスクって食事で決まるよね」という前提の元調査を行いました。
研究内容についてですが、まず研究チームは、参加者に「食材別の摂取頻度に関するアンケート調査(a short food-frequency questionnaire)」を行わせました。そして、参加者のデータを平均で5.7年追跡したんですね。
その結果、何が明らかになったのかということですが、なんと
・「加工肉」や「赤身肉」を1日につき76g食べる参加者は、1日につき21g以下の参加者と比較して大腸ガンが成長するリスクが20%高かった!
だったそうです。また、研究者いわく、
少量の加工肉を摂取すると、大量に赤身肉を摂取した場合と同等の影響がある
とのこと。つまり、加工肉の摂取は「危険だと騒がれている赤身肉」を大量に食べているのと同じことであるというわけです。
正味な話、加工肉は”安全”とは言えない
さらに、レディング大学の研究者によれば、
この結果は、過去の加工肉や赤身肉の摂取が大腸癌のリスクを高めるデータを強めた。過去の研究では、加工肉を50gの摂取につき大腸癌のリスクが20%高まることが明らかになっていたが、この結果は再確認された。
とのこと。もはや安全とは言い難いっすね。。
まとめ
そんなわけで、「加工肉の健康被害!ベーコンでガンになるぞ!」という話でしたー。
もちろん、加工肉を摂取するか否かは個人の自由ですが、少なくともファストフード店でベーコンが入ったメニューを選ぶのはやめたほうが良いと思います。ダブルパンチになるので(笑)
あと、意外と「保存料と発がん性問題」は世の中にはびこっていまして、賞味期限までの期間が長く色んな種類の具がある”あのパン”も危険だったりします。ですので、結局は、
・未加工の食材、素材の形がわかる食材を選んで食べる
ってのがベストかと思います。以上ー