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[悪影響]エナジードリンクは心臓に悪いぞ!という研究の話

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近年、若者を中心に「エナジードリンク」を好んで飲む人が増えているみたいです。眠気覚まし、気分向上、味が好み,,,,,

ですが、エナジードリンクは健康被害がエグいというのが科学者の主張です。既に当ブログでも、

時系列で見る『エナジードリンク』摂取における健康被害

なんてエントリを出しております。これを見ていただければ、エナジードリンクは人間の脳を刺激するように計算されているため美味しく感じだけあり、身体には悪影響しかないことを分かっていただけるかと思います。

もっとも、「砂糖が含まれた清涼飲料水は”タバコ”より健康に悪い!」ってことが言われているので、カフェインが加えられたエナジードリンクがより健康に悪いのは明白なんですよね。

といったところで、近頃『カフェインは心臓に悪いぞ!』という研究が発表されていたので紹介したいとお思います。

参考:impact of high volume energy drink consumption on electrocardiographic and blood pressure parameters:
Clinical trial shows why energy drinks are bad for the heart

エナジードリンクを飲むと4時間で心臓に異変が

これは、雑誌「Journal of the American Heart Associaton」に掲載された、パシフィック大学などのチームが行った研究。研究チームは、34人(18~40歳)を対象に「エナジードリンク摂取における心臓への悪影響」に焦点を当てて調査を行いました。

研究内容についてですが、まず研究チームは参加者に一晩中ファスティング(空腹状態を維持)させました。そして、参加者をランダムで以下の2つのグループに分け、30分毎で4時間「心拍数の変化」と「血圧」を測定しました。もちろん、参加者はどちらのグループに属しているかは知らされません。

1.約350mlのエナジードリンクを飲む
2.約350mlの偽薬を飲む(ライムジュースとチェリー風味のジュース)

同研究では、心臓の変化を計測するために「QTc interval」という尺度を用いたそうです。この尺度では、

・男性:450ms
・女性:460ms

が正常とされており、この数値を上回ると

・不整脈
・心臓拍動に異常が発生
・突然の心臓関係による死亡

などといったリスクが上昇すると言われています。

で、研究の結果何が明らかになったのかというと、

・エナジードリンクを摂取すると、QTcインターバルが17.9ms~19.6ms変化した!(ジュースより6~7.7ms大きい)
血圧上昇!
エナジードリンク摂取後4時間で心臓の拍動が狂った!

だったそうです。「17.9~19.6msって数値はどれくらいヤバイのよ」ということですが、FDA(食品医薬品局)によれば、10msを超えると不整脈のリスクが高まると言われています。ですので、かなり危険な数値というわけです。研究者いわく、

エナジードリンクは難なく入手することができる。そして、多くの10代や若者に一般的に消費されている。これらの飲料がどの程度心臓に悪影響が存在するのか知ることは、極めて重要なことだ。

とのこと。もっとも、ジュースの摂取でも10msを超えているわけですんで、改めて清涼飲料水の危険性を痛感する内容にもなっております。

心臓に悪影響を及ぼすのは,どの成分なのか

エナジードリンクに含まれる、どの成分に悪影響があるのかは明確になっていないそうです。ですが、カフェインやタウリンなどが関わっているのでは?と推測されています。研究者いわく、

我々は、エナジードリンクの消費とQT interval,血圧の変化(カフェイン由来でない)における結びつきを発見した。どのエナジードリンク成分の組み合わせで、今回の我々の臨床的な研究結果を説明できるかは、早急に調査する必要がある。

とのことです。

まとめ

そんなわけで、「エナジードリンクを摂取すると、4時間で心臓に悪影響が発生するよ!」という話でした―。実際に、エナジードリンク摂取後に「心臓がバクバクする」といった経験がある方はいらっしゃるのではないでしょうか。

ともかく、エナジードリンクや清涼飲料水の摂取におけるメリットはゼロに等しいので、わざわざ自分の体を傷つけるような行為は控えるのが吉です。以上ー。