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科学的に通勤時間を有効活用しよう!

jtreo

1日の中で最も生産性が低い、かつ最も忌まわしい時間といえば、「通勤時間」を真っ先に連想する方が多いのではないでしょうか。事実、サラリーマンを対象にした研究では、

・通勤時間は1日の中で最も「楽しさ」のレベルが低い!
・歯医者に行くよりストレスレベルが高い!
・通勤時間が長い人ほど退職しやすい!

なんてことが明らかになっています。つまり、通勤・通学時間生活の質を下げまくっているんです。通勤・通学そのものからは決して逃れられないので、中々問題ありな現状ではないでしょうか。しかし、これは裏を返せば

通勤時間を有効活用すれば生活の質はグンと高まる!

ということが言えますよね。ということで今回は、「科学的に通勤・通学時間を有効活用する方法」についてです。

通勤・通学時間の活用法選ぶ

ネタ元は、ライターのAshley Hamerさんの「7 Ways to Make Your Commute a Little Happier」。科学的な研究データをもとに、通勤時間で

・ストレスレベルを下げる方法
・1日の生産性を高める方法
・幸福度を高める方法

を紹介してくれていて、かなりナイスな内容でした。

では、早速。

1.見知らぬ人に話しかけてみる

見知らぬ人に話しかけましょう。

いや、これは効果ないでしょ。てかむしろ逆効果では?」と思ったそこのあなた!このパートをスキップする前に、1つ興味深い研究があるので見てください。

2014年に行われた研究では、参加者を以下の2つのグループに分け「通勤時間をどれほど楽しく感じたか」ということを比較しました。

1.見知らぬ人と話す
2.会話を避ける

当たり前と言えば当たり前ですが、1グループの参加者の大半は「見知らぬ人と話すのは最も好ましくない方法だ!」と予想したそうです。しかし、結果は驚くべきもので、なんと

見知らぬ人と話したグループは、会話を避けたグループよりも”楽しさ”を感じた!
自分の普段の通勤と比較しても”楽しさ”のレベルは高かった!

だったそうです。つまり、見知らぬ人に勇気を持って話しかければ、良い気分で仕事に向かうことができるというわけです。

もちろん、相手を選ぶ際には注意が必要です。明らかに外界との関係をシャットアウトしている人や、ヘッドホンをしている人には話しかけるべきではありません。自分と同じく退屈そうな人に話しかけてみるのがベターですね。

まあこれに関しては、居住地が都会であるほど難しくなりそうですね(笑)

2.1日の計画を練る

通勤中に1日の計画を立てましょう。

2016年に行われた、通勤距離が長いのサラリーマン443人を対象にした研究では、参加者を3つのグループに分け「仕事における満足度の変化」をチェックしました。実験は2週間続きます。

1.オフィスについてからの計画を練る
2.リラックスできそうなことを考える

その結果、何が明らかになったのかというと

2週間後、オフィスについてからの計画(1日の計画)を練ったグループは、仕事に対する満足度が向上した!

だったそうです。1日の中でやるべきことを明確にしたことで、集中力が高まったり、仕事終わりの「まだ何か仕事が残ってる感」が解消されたんでしょうね。通勤時間を利用して1日の計画を練るのが吉です。

ちなみに、やるべきことを明確にするという手法は睡眠にも有効です。詳しくは以下のエントリを参考までに。

必要なのは5分だけ!入眠時間を短縮するコツを紹介

3.週末(もしくはもっと先)の計画を練る

1日の計画を練るよりもっと簡単。週末(もしくはもっと先)の計画を練りましょう。

この手法は、2010年の研究がもとになっています。同研究では、1,000人以上の旅行者を対象とし、「旅行のスケジュールを作る前と後で幸福度にはどんな違いがあるの?」ということについて調査しました。

その結果、興味深いことが明らかになりました。なんと、旅行者は、旅行をしていない人と比較して”旅行前”には幸福度は高まったのにもかかわらず、

旅行後における幸福度は、旅行していない人と同じレベルにまで下がった!

だったそうです。研究者によれば、この現象は「実際に経験する前の待ち望む感情」によって発生したそうです。つまり、この結果から得られる洞察は、週末もしくは長期休暇の計画を練ることで同様のメリットを得られるということです。

4.書く!書く!書く!

こちらは、車や自転車で通勤している方には効果が薄めな手法。朝日記を書きましょう。

こちらは90年台のブックライターJulia Cameronが考えついた手法。内容は至ってシンプルで、

手書きで何でも良いから思いついたことを3ページ分書く!

というもの。「周りの騒音に対してのイライラ」から「待ち受ける仕事でのストレス」まで、とにかく頭に浮かんだ考えを書く殴りましょう。Cameronいわく、

ささいなこと、愚かなこと、奇妙なことなど、馬鹿なこと、全てが含まれます。

とのことです。「んで、これによってどんな効果があるのよ?」ということですが、まず

考えごとを紙に書き出す=脳内の不純物を外に出す

ということが言えます。ですので、その結果

頭をスッキリさせ、集中力を高める効果がある!

といった効果が得られるそうです。思考がクリアになることで新たなアイデアも浮かびやすくなるかもしれませんね。

5.自分のゴールに向かった取り組みをする

あなたが定める”ゴール”を達成するための取り組みをしましょう。

「英語を習得する!」や「編み物を覚える!」でも何でも良いので、通勤時間であなたが達成したい目標に従事しましょう。例えば英語だったら、単語を覚えたり、ポッドキャストを聞いたりする感じですかね。

これらの活動には、もちろんゴールに近づくというメリットがありますが、他にも

・ドーパミンが出て活力がみなぎる!

という効果が得られます。なぜ、ドーパミンが出るのかということですが、それについては「事前ゴール達成ポジティブ効果」という現象から説明できます。この事前ゴール達成ポジティブ効果ってのは、ざっくり説明すると、

・目標達成のための取り組みを行う⇒目標に近づいている感じがする⇒脳が喜ぶ!⇒ドーパミン放出!

という感じになります。ドーパミンが生活から欠如している人ほど、ギャンブルに手を出しやすかったり、タバコや酒に溺れやすかったり、幸福度が低かったりするので、心当たりがある人は取り入れるのが吉。

まあ、ドーパミンはエクササイズでも分泌されるんですよねー。

おまけー帰路

最後に、帰り道に行うべきメソッドを紹介します。これを行えば1日の満足度のみならず、全体的な幸福度までもが高まります。

その手法とは、「感謝日記」です。上司、パートナー、友人、一杯のコーヒー。対象は何でも良いので、とにかく自分の感謝の気持ちを日記にまとめましょう。それだけで物凄い効果があります。

2003年に行われた研究では、参加者を以下の3つに分けて幸福度を調査しました。

1.日記に感謝の気持ちを書く
2.日記にイライラしたことを書く
3.日記にポジティブなこと、ネガティブなこと両方を書く

この3つのタイプで日常的に日記をつけた結果、何が明らかになったのかと言うと、

感謝の日記を書いたグループは、より楽観的になり、なおかつ人生をより良いものだと思うようになった!
幸福度が高まった!

だったそうです。帰り道で「感謝日記」をつけてみるのはいかがでしょうか。
2分で幸福度を高める「マインドテクニック」が凄そう!な話

まとめ

そんなわけで、「通勤時間を科学的に有効活用する方法」についてでしたー。

中には取り入れるのが難しいものもありますが、そのほとんどは簡単に取り入れられる手法だと思います。

是非、お試しあれー。