健康

死亡リスクが○○倍に! 運動不足の悪影響がやばかった!

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オフスワーカーは最低でも一日に2時間は椅子から立ち上がるように

2015年6月、イギリスの公衆衛生サービスが、座り過ぎのライフスタイルに警鐘を鳴らしました。座り過ぎは命を削る、と。

事実、2009年にアメリカで行われた研究によれば、

1日に座る時間が3時間を超えると、心疾患の発症リスクが64%高まる

ということが明らかになっています。つまるところ、”活発に動かない”ライフスタイルは命を削るというわけです。イギリスが行う国民の健康推進活動の進み具合には驚かされますが、もはや科学の世界では座り過ぎは”悪”だとされているのが現状です。

では、座り過ぎが健康に悪いのであれば、運動不足はどれほど健康に悪いのでしょうか。近頃、興味深い研究が発表されていたので紹介したいと思います。

参考:Physical inavtivity for 2 decades linked with twice the mortality risk

長期的な視点で見る運動不足の悪影響

これは、European Society of Cardiology Congressにおいて、ノルウェー大学が発表した研究。研究チームは、ノルウェーに住む20歳以上の男女を対象とし、20年を超える長期的なスパンで運動量と健康の関係性を調査しました。具体的には、以下の3つの期間に調査したそうです。

・1984~1986年
・1995~1997年
・2006~2008年

そして、研究チームは調査期間で参加者に以下のよう質問をしました。

・運動の頻度と長さ
・休暇の頻度と長さ

でもって、最終的に研究チームは、参加者の死亡者リストのデータを加え、参加者の運動量と死亡リスクにどのような関係があるのか分析し、ある結論を導き出しました。それがこちら。

運動量が最も多い人々と比較して、運動をしない人々の死亡リスクは2倍だった! 心疾患による死亡リスクに至っては3倍だった!

”2倍”という数字は、いくらなんでも無視できませんね。怖いです。

では、これらの悪影響を予防するためには、どれくらい運動をすれば良いのでしょうか。

死亡リスクを下げる運動量

死亡リスクを下げる運動量」に関しては、現在様々な目安があります。そこで、アメリカ心臓協会による目安を参考にしていみましょう。アメリカ心臓協会によれば、

日常的な運動は心臓病のリスクを下げる!一週間で最低150分の”適度な運動”が必要!)

とされています。ここでいう「適度な運動」とは、少し息が上がる程度の運動を指します。具体的には、速歩き、スイミング、ダンス、サイクリングなどが含まれます。やはり、体力が心臓病には深く関係しているんでしょうね。腕立て伏せで寿命が判断できるのも納得です。

さらに、ここで注目したいことが1つ。アメリカ心臓協会は、

運動を全くしない人は、ほんの少しだけでも運動すれば心臓に間違いなくメリットがある!

としています。「今更運動始めてもなあ」とか、「もう遅いかな」と考えている人も、十二分に間に合います。動きましょう!少しでも!

とはいえ、食事も大事

ここまでで、運動が心臓病を予防し、寿命を伸ばす唯一の方法であるかのような言い回しをしてしまいましたが、もちろん食生活も重要です。

超加工食品、塩分、加工肉、飽和脂肪酸、砂糖の摂取を減らし、野菜とフルーツをたくさん食べましょう。心臓病のリスクを40%減らす食事法が明らかになった件」や「心臓のために食べたい食材10選」あたりを参考までに。

少しでも、たとえ遅くとも

繰り返しますが、たった少しの運動でも、これまでに運動をしてこなかった人でも、運動を始めるに越したことはありません。研究者いわく、

臨床医は、アドバイスを個別化し、たとえ少しの活動でも体調を向上させることをアドバイスすべきだ。どんな種類であれ、エクササイズはあなたを生き生きとさせる

おわりに

ということで、運動不足だと20年後の死亡リスクが2倍になる! という話でしたー。2倍ってのは、本当に恐ろしい数字です。

何度も言いますが(3回目)、ほんの少しの運動でもOKだし、これまでに運動をしてこなかった人も今から始めれば結果は大きく変わります。最初からガッツリ運動を始める必要はありません。少しずつでいいんです。

朝起きて、柔らかい日差しを浴びながら、気持ちよく散歩するなんてのはいかがでしょうか。